<幸せのちから>

カテゴリー:人生に迷いを感じるとき

処方カード

  • 監督:ガブリエレ・ムッチーノ
  • 出演:ウィル・スミス/ジェイデン・スミス/タンディ・ニュートン 他
  • 上映時間:117分
  • 視聴先:U-NEXT(見放題)/Amazon Prime Video(レンタル・購入) 他
  • 即効ポイント:自己否定のスパイラルを中断し、“できる一手”で再起動を。

症状

  • 行き詰まり・進路迷子/成果が出ず自己効力感が落ちている。
  • 合併サイン:睡眠の質が落ちる。焦燥感が増す。ため息が増える。

あらすじ

1980年代サンフランシスコ。医療機器の巡回セールスで生活は行き詰まり、妻も疲弊。息子を守りながら、主人公クリスは無給インターンに賭ける。だが家賃も払えず、日々の居場所すら不安定になっていく…(本作は、クリス・ガードナーの半生を描いた作品になります)。

ココが刺さる「魅力の三本柱」

  • 演出:クローズアップで閉塞を写し、引きの画で選択の余白を示しています。
  • 演技:父子の視線と歩幅のシンクロが、言葉より強い希望を運びます。
  • 音響:街の環境音×控えめなスコア=現実を否定しないまま鼓動を整えます。

推しシーン 3選

推しシーン①(約30分頃/タクシー車内)
追い込まれた交渉の最中、クリスはルービックキューブで“突破口”を作る。カメラは手元と横顔をテンポ良く切り返し、思考の回転と会話の熱を可視化していきます。小さな成功が自己像をわずかに上方修正し、「自分はやれるかも?」という感覚にさせます。
推しシーン②(約75分頃/地下鉄駅のトイレ)
息子を抱きしめ、扉を必死に押さえる父の肩。ほぼ無音に近い音設計が心拍を映し、暗がりの画面に体温だけが浮かぶ。「人はどうやって希望を守るのか?」その問いが静かに身体で語られます。
推しシーン③(約90分頃/バスケットコート)
夢に水をかけてしまいがちな現実を、言い直す勇気のシーン。「誰にも“できない”なんて言わせるな」。引きのカメラが空とリングを入れ、選択の余地を示します。

服用方法

時間帯:夜/雨の日
同伴者:ひとり or 信頼できる人と
飲み物・軽食:温かいココア+軽い炭水化物(ビスケットなど)

副作用・注意

  • 失業・貧困・ホームレス描写、子どもの涙/閉所、強い不安の表情アリ
  • つらい場合は 音量を下げる/スキップ/中断(セルフケア最優先

処方者からのひとこと

「結果」は選べなくても、「次の一手」は選べる。実話ベースのこの物語が、その感覚を体に思い出させてくれます。

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