<アポロ13>

カテゴリー:心が折れそうなとき

処方カード

  • 監督:ロン・ハワード 
  • 出演:トム・ハンクス/ケヴィン・ベーコン/ビル・パクストン 他 
  • 上映時間:140分
  • 視聴先:U-NEXT(見放題)/Amazon Prime Video(広告つき配信/レンタル/購入)
  • 即効ポイント:「“失敗の定義”を塗り替え、折れ目にそっと添え木を」

症状

  • 期待に応えられない気がして自己効力感が落ちている/小さなミスが増えて自分を責めがち
  • 合併サイン:睡眠の質低下・食欲の乱れ・締め切りへの強い不安

あらすじ

1970年、月に向けて飛び立ったアポロ13号で爆発事故が発生し、緊急事態に陥る。無事の帰還は絶望的と思われたが、3名の宇宙飛行士が地球に帰れるようにと、ヒューストンの管制センターの面々は全力を尽くして事態に対処する…(本作は、実際に起きた事故を基に作られた作品になります)。

ココが刺さる「魅力の三本柱」

  • 演出:チェックリストとクロスカッティングで“手順”そのものがドラマになっている。
  • 演技:目線・呼吸・姿勢ににじむプロ意識が、恐れより集中を選ぶ背中を押してくれるようです。
  • 音響:無線や環境音が心拍を整え、ジェームズ・ホーナーの旋律が余韻を伸ばしています。

推しシーン 3選

推しシーン①(56分頃/宇宙船内→ヒューストン管制)
爆発直後の通話。「ヒューストン、問題が発生した。」の一言で空気が変わる。ぐっと寄るカメラと重低音が体内のこわばりを可視化し、クルーの呼吸が整っていくにつれて、あなたの思考の早回しも少しずつ止まっていきます。
推しシーン②(【100分頃/管制室)
「このガラクタだけでフィルターを作れ。」と即席チームが動き出す場面。机に散らばる日用品を手で確かめる所作と短い応答のリズムが、“できることからやる”へと心を切り替える。正解より手順が自尊心を支える瞬間です。
推しシーン③(ラスト手前/地上各所)
再突入を待つ無音の数分。家族、管制、船内が交互に映り、レンズが一段引かれる。顔に走るわずかな緊張と祈りが、選べることと選べないことの境界を示す。静けさが余白となり、明日をもう一度選び直せる感覚が残ります。

服用方法

時間帯:夜/雨の日
同伴者:おひとり様ひでも、信頼できる人とでもOK
飲み物・軽食:温かいココアが思考の回転数を落としてくれます

副作用・注意

  • 大きな音(打ち上げ/爆発)・閉所的描写・持続する緊張感・家族の不安の描写アリ
  • つらい場合は 音量を下げる/スキップ/中断(セルフケア最優先)

処方者からのひとこと

完璧じゃなくていい、順序よくやり直せばいい。いまのあなたの集中は、すでに十分“ミッション遂行中”です。深呼吸して、次の手順を一つだけ進めましょう。

関連処方

コメント

タイトルとURLをコピーしました