<きっと、うまくいく>

カテゴリー:やさしさを求めて

処方カード

  • 監督:ラージクマール・ヒラニ 
  • 出演:アーミル・カーン/R・マーダヴァン/シャルマン・ジョーシー 他
  • 上映時間:170分
  • 視聴先:U-NEXT(見放題)/Amazon Prime Video(レンタルまたは購入)
  • 即効ポイント:“All is well(きっと、うまくいく)”と心に手を当てる練習になる

症状

  • 誰かにやさしく包まれたい/自分のダメさを笑いに変えたい/未来がこわい
  • 合併サイン:勉強・仕事のプレッシャーで縮こまる/自己肯定感が瀕死/ため息が増える

あらすじ

超難関理系大学に集った3人の親友ランチョー、ファラン、ラージュー。型破りな彼らは学長ににらまれつつも友情を深める。卒業から10年後、行方不明のランチョーを探す旅で、彼らは「何のために学び、生きるのか」という原点にもう一度ふれる…。

ココが刺さる「魅力の三本柱」

  • 演出:厳しさとユーモアの緩急で、心の硬度がほどけていく過程を見せます
  • 演技:目線と間合いのズレが不器用な優しさをにじませ、共感が積もります
  • 音響:印象的なフレーズが合図になり、深呼吸のリズムを思い出させます

推しシーン 3選

推しシーン①(寮の部屋)
寮の雑然とした部屋。近すぎる距離で交わされる軽口が、張り詰めた空気を少しずつ和らげます。小さな悪戯と笑いが、評価の物差しから外れても関係は育つと知らせ、肩の力が抜けていきます。

推しシーン②(講義室)
権威的な空間で、問いの立て方がひっくり返る瞬間。視線が巡り、沈黙が伸び、やがて笑いが連鎖します。「正しさ」一色だった景色に余白が生まれ、呼吸がそろう。自分のペースで考えてよいと体で分かる場面です。

推しシーン③(屋外)
広い景色にカメラが引き、人物は小さく、声は風に混じります。表情の揺れが選択の余地を示し、決めつけから自由になる手触りが残る。色と光の明るさが、明日をもう一度選び直せる感覚へ導きます。

服用方法

時間帯:夜/雨の日
同伴者:ひとり、または信頼できる人と
飲み物・軽食:インド映画にちなんで、あたたかいチャイ

副作用・注意

  • 学業・家族期待・叱責の強い場面/高圧的な言動
  • つらい場合は 音量を下げる/スキップ/中断(セルフケア最優先)

処方者からのひとこと

あなたの速度で進んでいいです。笑っていいし、立ち止まってもいい。小さな深呼吸ひとつが、次の一歩のスペースを作ります。

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