カテゴリー:勇気が欲しいとき
処方カード
- 監督:土井裕泰
- 出演:有村架純/伊藤淳史/吉田羊
- 上映時間:117分
- 視聴先:Amazon Prime Video(見放題)/Netflix(見放題)/U-NEXT(見放題) 他
- 即効ポイント:「“私はやれるかも”を“いまやってみる”に変えるスイッチ」
症状
- 失敗が怖くて最初の一歩が踏み出せない/自己効力感が低下ぎみ/まわりの評価が気になる
- 合併サイン:睡眠リズムの乱れ/食欲の増減/集中が3分続かない
あらすじ
名古屋の女子高に通うさやかは、偏差値30の学年ビリという成績。見かねた母に塾へ通うことを提案され、入塾面接で教師の坪田と運命的な出会いを果たす。ギャル全開なさやかに面を食らう坪田だったが、さやかの素直な性格に気付き、ふたりは慶應大学への受験合格を目指すのだった…(本作は、坪田信貴氏の指導を受けた小林さやかさんが慶応大学に挑んだ実話を基にした作品です)。
ココが刺さる「魅力の三本柱」
- 演出:単なる根性論ではなく「行動設計」として見せるテンポと余白が見事。
- 演技:有村架純の“表情の開き”と、伊藤淳史の伴走型の眼差しが等身大で良いです。
- 音響:教室・図書館の環境音が集中のリズムをつくり、要所で音楽が微細な高揚を後押ししてます。
推しシーン 3選
推しシーン①(15分頃/塾の面接)
初対面でさやかが強がりを見せる一方、坪田が“できない理由”ではなく“できる条件”を淡々と拾う。机をはさむ距離のまま、目線だけがふっと合う瞬間に、関係の芽生えが映えます。
推しシーン②(60–70分頃/図書館)
解けない問題の前で固まるさやかに、坪田が「分割して、最初の1問だけ」と課題を極小化。指先の動きと呼吸がそろい、思考の早回しが止まる。観ている側の肩の力まで抜けていく場面です。
推しシーン③(95分頃/自室と廊下)
疲労と不安が重なり涙がにじむ夜。カメラが一段引いて、孤独に見える画の中に“支える気配”が差し込む。選べるのは完璧さではなく、もう一度机に向かうという小さな選択…その尊さが静かに残ります。
服用方法
時間帯:夜/雨の日
同伴者:おひとり様で観て、2回目観るときは信頼できる人と。
飲み物・軽食:温かいお茶+おにぎりなどの炭水化物で集中力アップ
副作用・注意
- 家族間の口論/教師の叱責/成績・進路に関する否定的な言葉
- つらい場合は 音量を下げる/スキップ/中断(セルフケア最優先)
処方者からのひとこと
完璧な自信はなくて大丈夫。今日のあなたが選ぶ「最初の1問」が、十分に勇気です。深呼吸ひとつして、まずはペンを持つところから。
関連処方
- 代替1: 『ワンダーウーマン』(効能:#一歩を出す #自己効力感)
- 代替2:『ロッキー』(効能:#レジリエンス #自己効力感 #一歩目)
効能タグ:#自己効力感 #やる気の着火 #伴走者の力


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