- カテゴリー:家族と心を通わせたい
処方カード
- 監督:ジョナサン・デイトン/ヴァレリー・ファリス
- 出演:アビゲイル・ブレスリン/グレッグ・キニア/トニ・コレット 他
- 上映時間:102分
- 視聴先:Disney+(見放題)/Amazon Prime Video(レンタルまたは購入) 他
- 即効ポイント:「不完全な家族を欠点ごと抱きしめる視点にスイッチ」
症状
- 話すと噛み合わない/集まると気まずい/良かれと思う助言が裏目に出る
- 合併サイン: 食欲・睡眠・集中の波が大きい、予定のドタキャンが重なる合併サイン:
あらすじ
勝者信仰の父、支える母、沈黙を守る兄、挫折を抱えた伯父、破天荒なおじいちゃん、そして7歳のオリーヴ。彼女の美人コンテスト本戦出場で、一家は黄色いバスで西へ。道中の“ちいさな事件”が、言えなかった本音に風穴を開け、家族の輪郭をやわらかく描き替えていく…。
ココが刺さる「魅力の三本柱」
- 演出:黄色×夕光×広角の“抜け”で、居心地の悪さがじんわり連帯に変わる過程を描いています。
- 演技:目線や息づかいの揺れが家族の照れと愛情を可視化。全員が主役のアンサンブルがステキ。
- 音響:乾いたロードノイズとやわらかな楽曲が、笑いと涙の波を呼吸レベルで整えます。
推しシーン 3選
推しシーン①(25分頃/ダイナー)
「アイスは太る」の空気を、母と祖父が明るく崩す。テーブル越しの視線の交差とスプーンの音が、勝ち負けの呪縛を中断し、“みんなで美味しい”が、会話の再起動ボタンになります。
推しシーン②(45分頃/路肩・バス)
止まるバスを“みんなで押す”ルーティン。横移動のフレーミングが歩幅をそろえ、エンジン音が合図となって心も同時にギアをイン。「一緒に進めばいい」が体でわかる瞬間です。
推しシーン③(70分頃/モーテル前)
夕暮れの逆光、オリーヴと祖父の練習。引きのカメラが余白をつくり、表情の陰影が選び直せる自分を示します。やわらかな色温度が、明日の会話に弾みを残します。
服用方法
時間帯:夜/雨の日
同伴者:おひとり様か、信頼できる人と観て、エンドロールで感想シェアするのも良し
飲み物・軽食:
副作用・注意
- 自殺未遂の言及/薬物使用(ヘロイン)/死別の描写あり。
- つらい場合は 音量を下げる/スキップ/中断(セルフケア最優先
処方者からのひとこと
家族は完璧にわかり合うより、同じ方向に押してみるだけで十分。まずは今日、軽いジョークを一発。


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